— 集計期間:2025年6月1日〜6月30日 —

東三河では6月、地域発スタートアップ支援や異業種交流、起業マインド醸成など多彩な動きが展開されました。MUSASHi Innovation Lab CLUEの継続的な支援、地域×女性をつなぐ商品開発推進、農業・ものづくり分野との接点強化など、地域エコシステムを厚くする活動が目立ちました。


1. CLUEが豊橋市「共創コミュニティ支援業務」を受託(6/24)

武蔵精密工業が運営する「MUSASHi Innovation Lab CLUE」は、2025年度も豊橋市の『共創コミュニティ創出支援事業業務』を4年連続で受託。地域企業やスタートアップ間での連携・共創を促す拠点としての役割を継続し、オープンイノベーションを推進しますStartup Garage PR TIMES


2. 「東三河の特産品を使った商品開発プロジェクト」説明会(6/23)

愛知県が主催する「東三河の特産品を使った商品開発プロジェクト」説明会が6月23日、豊橋・emCAMPUSにて開催されました。アドバイザー講話「商品開発へのアプローチ」も行われ、商品企画やプロジェクト参加への関心を喚起しました愛知県公式ウェブサイト


3. 起業家コミュニティ「HigashiMikawa UPPERS」第8期プロジェクト紹介(6/9)

東三河の起業家コミュニティ「HigashiMikawa UPPERS」では、6月9日にnoteにて第8期プロジェクトの構成や参加者紹介が公開。今回初めて、一つの企業を受け皿に同時進行する3つのプロジェクト体制が発足し、より現場密着型の起業支援が期待されていますnote


4. 異業種交流&学びの場:「志あるプロフェッショナルとの共創」@CLUE(6/30)

6月30日、豊橋・MUSASHi Innovation Lab CLUEにて、愛知県プロフェッショナル人材戦略拠点との共催による「志あるプロフェッショナルとの共創」セミナーが開催されました。東三河スタートアップ推進協議会やサイエンス・クリエイト、蒲郡信用金庫らも後援。地域と外部人材の接点形成が進みましたStartup Garage


5. サステナ農業視察:東三河グローアップミーティング(6/17)

6月17日には、農業×サステナビリティに焦点を当てた「東三河グローアップミーティング」視察会を開催。参加者は農業現場を巡り、持続可能な取り組みと先進技術の可能性を学びましたrecab.tut.ac.jp


6. 首都圏交流ツアー:東三河と東京のスタートアップをつなぐ(6/19)

東三河の起業家8人が東京都内の注目インキュベーション施設「SHIBUYA QWS」「CIC Tokyo」等を巡る日帰りツアーを実施。地域外との交流拡大と、豊橋市が首都圏拠点「SENQ」パブリックパートナー就任との連携強化を図りましたhigashiaichi.jp


総括:各レイヤーでの“地力づくり”が進行中

6月は「コミュニティの基盤強化(CLUE・UPPERS)」「商品・農業分野との接点(商品開発・農業視察)」「外部人材・地域外連携(共創セミナー・都市ツアー)」が各々芽吹いた一ヶ月でした。特に、地域内支援と地域外ネットワークのバランスが取れた活動が目立ち、エコシステム整備の土台が固まってきた印象です。


次号へ向けて/注目ポイント

  • CLUEを中心としたコミュニティ支援の具体的な成果発表や、新規プロジェクト開始の動きに要注目です。
  • 「特産品×商品開発」や「サステナ農業」をベースにした商品試験やクラウドファンディング展開が地域に根付きつつあり、結果の可視化が期待されます。
  • 首都圏との交流による新たな提携・資金調達ルートの開拓も視野に入れ、引き続きネットワーク拡大の動向を注視しましょう。
カテゴリー: 地域のニュース