遠く離れた街から届いた、丁寧すぎる「相互リンク」の依頼
ある日、とあるコワーキングスペースのお問い合わせ窓口に、相互リンクの依頼メールが届きました。
確認してみると、市内ではない店舗からのご連絡。県内ならともかく、移動するにも相応の時間がかかるような、かなり離れた場所です。
文面は非常に礼儀正しいビジネス敬語で、「お互いのサイトの価値を高め合うため、相互リンクを結びませんか」という提案が丁寧に綴られていました。
しかし、イマドキ相互リンクとは「いつの時代のSEO対策なのだろうか」と、疑問を抱かずにはいられません。
相手先のサイトを確認するも、相乗効果は見込めず
メールには「双方の読者にとって有益な情報提供を」「メディアとしての価値向上を」といった、もっともらしい言葉が並んでいました。
不審に思いつつも念のため相手のホームページを確認してみました。結果は予想通りで、お互いにとって有益な効果はまったく期待できない内容でした。
調べて分かったカラクリ:確認作業そのものが相手の狙い
なぜ、このような効果の見込めない依頼が届くのかを調べてみたところ…
どうやら、狙いはどもども「確認のために相手のサイトを見に行かせること」だったようなのです。
「わざわざ連絡をくれたのだから一度確認しよう」という生真面目なサイト運営者の心理を逆手に取り、 SEO業者が「営業によってこれだけのアクセスを獲得しました」とクライアントへ報告するための実績づくりに悪用されているようなのです。
つまり、「どのようなお店だろう」とリンク先を開いた時点で、相手のアクセス数稼ぎに手を貸してしまっていることになります。
怪しい依頼は「無視」が最善。迷ったときは文章検索を
このような相互リンクの依頼に対しては、「URLを開かず、返信もせず、そのまま削除(無視)する」のが最も確実で安全な対応です。
もし「本当に自分のサイトに関心を持って連絡してくれたのだろうか」と判断に迷った場合は、メール本文に含まれる特徴的な一節(「お互いの読者様にとってプラスの価値を」など)をコピーし、そのまま検索エンジンで検索してみてください。
同じ文面を用いた注意喚起の記事や、同様のメールを受け取った他の運営者の事例がすぐに見つかるはずです。
お問い合わせを受け付けている事業者のみなさま、どうぞお気をつけください!